湖里庵とは

「湖里庵」は、海津の地そのままを愛し、遠くから足を運んでくださっていた頃の、狐狸庵先生(故遠藤周作氏)に、つけていただいた名です。

湖里庵と魚治の在り方

この地に育つたくさんの湖の幸や山の幸を一番美味しく食していただけるのは海津の、風も空気も季節のいろまで一緒に、そしてゆっくりと味わっていただくことなのではという「魚治」六代目治右衛門の想いから、うまれました。

そして今も、これからもずっとささやかなチカラですが、海津という街で育まれてきた食文化を、自然の歯車が狂うことのないように守り、そして育ててゆきたいと想っております。

魚治

万華鏡より 遠藤周作 著

海津から

海津に居ると、たぷん、たぷんと、湖の気配がしていることに気がつきます。「四季」というコトバだけではもう足りないほどに毎日の、毎時の光・影・匂・風はちがうのだと何度も、気がつきます。

風を、空を、月をみてください。想像すること、感じることを忘れないように。心を、固めてしまわないように。桜が一斉に散るとき…花びらの間から、遠い時代から飛んできた、花びらや人の声に出会ったり。木の葉が一斉に風をうけるとき…その頭上を神様が走りぬけたのだと思ったり。ゆっくりとうごく時間のなかで、こころをあそばせてください。

いつのときも、この海津を訪ねてきてくださる事ができるように湖里庵はここに居るのだとおもっております。